東日本大震災および、福島第一原子力発電所事故によって、大熊町の農業は震災後11年以上にわたり農地を放置せざるを得ない状況が続き、農地の荒廃が進んでおります。これに対して町は、令和4年3月、本格的な営農再開をめざす、「大熊町営農再開ビジョン」を策定いたしました。これは、新たに就農を希望する人たちがその経験やノウハウの蓄積に頼らずとも、誰もが就農し易い環境を整備していく計画となります。また、令和4年6月30日には特定復興再生拠点区域の避難指示も解除され、いよいよ大熊町の中心地であった大野駅周辺の復興も始まりました。
コネクトアラウンドは、アグリテックやユニバーサルなワークフローを導入した6次化農業を推進し、新たに就農を希望する人たちがその経験やノウハウの蓄積に頼らない、誰もが就農し易い環境を整備していくことをすすめております。
この度、令和6年7月から大熊中央産業拠点に、コネクトアラウンドが運営をおこなう、「Fun Eat Makers in Okuma ~つくる・たべる・であう~」を立地することが決定したため、大熊町とコネクトアラウンドとの間で、本協定を締結いたしました。
Fun Eat Makers in Okumaは、様々な人が農業に関わり(つくる)、美味しくて体によい食(たべる)を通じて、たくさんの人が大熊町とつながる(であう)場所です。これを実現するべく、「高付加価値農業生産エリア」「食を楽しむエリア」「様々なプロフェッショナルがつながるワーケーション滞在エリア」の3つのエリアで構成する建物と、「大熊町と様々な人がつながる」半屋外エリアと「大熊町の自然の景色とつながる」屋外エリアの5つで構成されています。